人事のメセン
[第16のメセン]合同会社説明会に参加するときに意識したいこととは?
今日、合同会社説明会に参加した陣と佐井部長。企業ブースでの説明を行った二人が、参加してくれた求職者や学生について感じたことを、なにやら会話をしているようです。
陣:
今日はたくさんの求職者や学生に来ていただけましたね!
佐井部長:
そうだね。たくさんの方が参加してくれたが、全体的に元気のない印象だったかな…。
陣:
そうですか?メモをとる方が多くて、真剣に話を聞いていたような気がするのですが…。
佐井部長:
メモをとるのはよいのだが、書くことに集中しすぎてずっと下を向いてしまっている方が多かったね。もっと目を見て話をしたかったよ。
下を向いていることで、うなずきもないし、表情の変化も分からないから、話に興味があるのかないのか、反応が分からなかったよ。
陣:
そう言われればそうですね。表情がよく分からなかったですね。
佐井部長:
それに今回は、質問もそれほど多くはなかったような気がするよ。話の内容は全部メモするだけという姿勢で、自分から「こんなことを聞きたい」という主体性はあまり感じなかったね。
陣:
その中でも、良い質問をする求職者や学生もいましたね。
佐井部長:
そうだね。参加前に色々調べていたり、当日の説明会の話を聞いたりしていれば、「これはどうなのかな」と疑問に思うことはあるだろう。
それを素直に聞いて理解を深めてもらえればと思うよ。
陣:
私も就職活動をしていた頃はそうでしたが、何か聞かなければと思う反面、「これを聞いては失礼かな」と思い、結局何も聞けないことがありました。
佐井部長:
必ず質問をしなければならないものではないよ。質問したいことを聞けずに、会社や仕事の内容を理解しないまま入社してイメージと違っていたと思われては、本人のためにも、こちらのためにもならないよ。
【何のためにそれを聞くのか】が分かる質問をしてもらえればよいのではないかな。
陣:
私も説明会で給与のことを聞いては失礼だと思っていました。今日の説明会で「私は自分の成果が給与に反映される仕事をしたいのですが、御社の給与形態がどのようになっているか教えてください」と質問した方がいましたね。
佐井部長:
「成果が給与に反映される仕事をしたい」というその方なりのやる気が伝わってきたし、その質問をして当社で仕事をするイメージと合っているかどうかを確認できたのであれば、私は、そのような質問も大歓迎だよ。
ふむふむ・・・。
合同説明会や面接会は「会社の説明を聞く機会」だけではなく、自分自身が「この会社で働いていけそうか」のイメージを確認する場でもあるようですね。
【質問する】時は、
●事前に調べたけれど、分からないことを質問する
●当日の説明を聞いて、分からないことを質問する
●自分がその会社で働くことをイメージした上で、気になることや聞いてみたいことを質問する
など、【その会社(仕事)をもっと知るための質問】【自分が働くことを意識した質問】を積極的にしてみましょう(^-^)/
(^-^)ノ”See you next !!