SYU-KATSU SPICES就活に役立つ話題集

人事のメセン

[第14のメセン]個人面接の評価を考える-その2

SP_人事のメセン_TITLE面接終了後、陣と佐井部長はなにやら話をしているようです。

陣:
実は、人事部に配属されるまで、全員に同じ質問をしていると思っていたのですが、違ったのですね。どのような観点で質問を変えているのですか?

佐井部長:
実際に入社してもらうことを考えて、社風に合うか、今いる社員とうまくやっていけそうかどうかを参考にするために聞きたいこともあるからね。配属先を意識して、そこに合うかどうか確認するために質問を工夫しているのだよ。

陣:
例えばどのようなケースでしょうか?

佐井部長:
そうだね。当社では、少人数で組織している部署もあるだろう。そのような部署に配属する場合は、指示を待っているだけではなく、積極的に他の人に声をかけてフォローし合ったり、自分で考えて行動したりという力が必要になるからね。
そのようなときは、面接で過去に頑張ったことを詳しく聞いて、その答えの中にどれだけ【自分で判断して行動したこと】【周りに協力を求めて成し遂げたこと】などがあるかを確認しているよ。

陣:
先日の面接でずいぶん突っ込んで質問しているな…と思った時がありました。どんなに質問しても【自分で判断して行動した】内容がつかめなかった時だったと思います。

佐井部長:
まあ、配属先にもよるからね。どういう答えが良い悪いというものでもないが、回答からどのようなタイプの人かを判断したいということだよ。

陣:
私が応募者の立場だったら、良い答えをしようとして答えがぼやけてしまいそうです。自分のタイプを知ることも大切そうですね。

佐井部長:
その通りだね。他のケースの話になるが、当社の営業部はその人の能力や成果によって、管理職に抜擢することもあるから【自分より若い上司から指示される】ことに耐えられるかどうかも重要だね。そういうケースの面接では、君を中心として面接してもらうこともあるから、きちんとイメージしておいてくれよ!

陣:
え!?はい!!覚悟しておきます!

ふむふむ・・・。
面接の評価ポイントの一つに【その組織にとけこめるか】という視点があるようですね。その組織に適応できるか、周りの社員ともうまくやっていけるかはどの組織にとっても重要です。
採用する側は【その人が自社に合っているか】を面接で判断しているようですが、応募する側としても【その仕事・職場が自分に合っているのか】を知っておきたいですよね。少しでもそれらを知るために、
●できる限り会社説明会・面接会・見学会に参加する
●会社訪問をお願いしてみる
●面接の際に質問してみる
などで情報を集め、自分でも「その会社で働いていきたいか」を考えてみましょう(^-^)/