人事のメセン
[第13のメセン]個人面接の評価を考える
面接終了後、人事部では選考会議をしているようです。
(面接終了後、人事部にて応募者の選考会議をしている場面の一部)
佐井部長:
この方は、これまでの経験をかなり自信をもって話していたね。仕事や自分のやってきたことにプライドを持っていると感じたよ。
やる気はとてもあるのだが、態度や言葉遣いがあまり良くないのが気になってね。受付での様子はどうだったかな?
陣:
そうですね。身だしなみはきちんとしていて、私も見習いたいと思いました。しかし、受付に来ても名乗らずにいきなり「面接に来たんですけど。」と言うだけでしたし。待っている間は、あくびをしたり、携帯電話をいじったりしていました。
佐井部長:
そうか。そのような様子では、お客様に対してどのような態度をとるかも心配だね。
陣:
待合室では緊張をほぐそうと、面接にきた方に話しかけているのですが、この応募者は話しかけてもそっけない感じでした。緊張していたのかもしれないですが…。
佐井部長:
なるほど。自信を持って仕事に取り組んでくれるかもしれないが、そのような態度であれば、大切なお客様の担当を任せることはできないね…。(別の応募者の履歴書を見ながら)この方は受付でどんな様子だったかな?
陣:
あいさつもしっかりしていましたし、明るく元気な印象でした。面接を待っている間も姿勢を崩さずに座っていました。話しかけてみると、緊張している中でも笑顔で一生懸命答えようとしていて、好感が持てました。
佐井部長:
面接でも非常に緊張している様子でね。答えに詰まってしまうこともあったが、自分の考えを一生懸命伝えようという姿勢は私も感じたよ。
当社に入社してからどんな仕事をしたいかも明確だったから、入社後に期待したいね。
ふむふむ・・・。
マナーも面接での評価に影響する可能性があるのですね。また、佐井部長も自分の判断が正しいかを確認するために、受付を担当した陣に様子を聞いているようですね。
面接中はもちろんのこと、面接前後の対応も(言葉遣いや立ち居振る舞いを含めて)、評価の対象となり得ることを忘れずに(^-^)/