人事のメセン
[第11のメセン]集団面接試験、企業側が見る視点とは?-2-
集団面接試験終了後、陣は何やら気になったことを佐井部長と話をしているようです。
(集団面接の振返り、前回からの続き)
陣:
応募者の話の内容からだけではなく、面接に臨む姿勢からも、その人がどんな人かを理解しようとしているとのことですが、そういえば面接の発表順を「準備の出来た方から挙手でお願いします」とおっしゃいましたよね。あれは積極性を判断するためですか?
佐井部長:
手を挙げるのが早い遅いだけで判断しているものではないよ。反応が早くても的確に答えられなければ意味がない。機転がきくタイプか、じっくり考えて丁寧に答えるタイプかなど、それぞれの特性や思考パターンを想像しているのだよ。
陣:
実は…、「長所」「最近気になるニュース」を聞いた時、ほとんどの方の内容が同じだったので、誰が何を話したかあまり覚えていなくて…。私、面接官に向かないのではないかと…。
佐井部長:
ははは。確かに内容が印象に残らない応募者はいるね。では、印象に残った人にはどんな共通点があったかな?
陣:
そうですね…。自分の体験談を交えながら結論をはっきりと述べていた人や、面接マニュアル本などの言葉ではなく自分の言葉で自分の考えなどを述べていた人でしょうか…。
佐井部長:
そうだね。その時に思いついたことをそのまま伝えると、文章にまとまりがなくなるからね。普段からどれだけ自分に向き合って考えているかが大事だと思うよ。
ふむふむ・・・。
面接は受け答えの内容だけではなく、表情やしぐさ、面接に向かう姿勢なども見られていることを忘れずに!
普段から自分の考えを紙に書いてみたり、まとめたりする習慣をつけておくと、印象に残る受け答えにつながるかもしれません。
日ごろから意識しておきましょう(^-^)/