人事のメセン
[第9のメセン]グループディスカッションは「伝える」だけでなく「聞く姿勢」も大事
グループディスカッション試験での振る舞いについて、陣はなにやら佐井部長と話をしているようです。
陣:
本日のグループディスカッション試験は、いろいろなグループがありましたね。話し合いの視点もさまざまで、内容は興味深かったです。
佐井部長:
最後のグループに、一人だけ発言の多い人がいたが、君はどういう印象を受けたかな?
陣:
同じグループにおとなしい方が多かったようなので、一生懸命話していたのだと思いました。どんどん意見を出して、自分の意見を最後まで通していたように思います。ただ…その方が話しすぎて、他の方が話しにくいのかなという印象もありましたが…。
佐井部長:
ほとんど自分の意見を言わない人もいたが、その人がどんな考えや意見を持っているのか全く分からなかったね。それどころか、参加しようという気持ちがあったのかどうかも判断がつかないね。グループディスカッションの中で発言しないと、こちらとしても評価のしようがないからね。
陣:
グループディスカッションが会議の場面だと考えると、発言せずに話し合いに参加していない人がいたら困りますからね。逆に、会議で周囲の状況をくみ取らずに自分の主張ばかり通す人がいたら、う…ん、それも困ります。
佐井部長:
自分だけ話して周りの人が話せなかったり、人の話をさえぎって発言したりすると、あまり印象は良くないね。周りの意見をしっかり聞いて、意見を受け入れようとする姿勢も大切だね。
陣:
確かに、自分の意見を主張しすぎても、逆に主張を全くしないのもよくない。うーん、難しいですね。
佐井部長:
誰もが感心する意見を求めているわけでもないし、完璧なリーダーシップを求めているわけでもない。自分の意見を分かりやすく伝え、かつ、より議論を活発にするために、その場の雰囲気を作れるかどうかも重視しているよ。
陣:
目標に向かって、周囲と協力して物事を進められるかということですね。
ふむふむ・・・。
グループディスカッションの様子が、あなたの社内でのイメージにつながっているようですね。
ディスカッションの場面は【会社の一場面である】という意識が大切です。
【相手に分かりやすく伝える】だけではなく、【話しを聞く姿勢】も意識し、協力してディスカッションを進めましょう(^-^)/