人事のメセン
[第8のメセン]筆記試験会場に入る前から出るまで意識を持って行動しよう
ついに筆記試験当日。試験終了後になにやら佐井部長と話をしているようです。
陣:
筆記試験終わりましたね。しかし、机の上汚いですね…。イスも座っていたままの状態ですよ。
佐井部長:
いつもこんな感じだよ。ここに座っていた方は、ちゃんと机の上の消しゴムのかすを片づけているし、イスをきちんと片づけて帰っているね。うん、よし!
陣:
こういった配慮もできるかも大切ですね。ここに座っていた方は・・・あ、あの方ですね。受付でもきちんと名乗ってあいさつしていましたので、印象に残って覚えています。
佐井部長:
そうか。そういう方に入社してもらえると嬉しいね。
陣:
そういえば、筆記試験が始まる前に、受付にいたのですが、開始40分前にいらっしゃった方がいて…。まだ準備中だったので、焦りました!
佐井部長:
遅刻は厳禁だが、早すぎるのも相手に迷惑がかかることもあるからね。営業でお得意先に訪問する場合でも、そんなに早く行かないだろう!?
陣:
そうですね。受付でも「試験受けに来ました」とだけ言って、名前を名乗らない方や、中には黙って立っている方もいて…。こちらが常識だと思っていることが、案外できていないものなのかと思いました。
佐井部長:
私は受付の様子や待っている間の様子は気にして見ているよ。受付担当の社員に、試験に来た方がどんな様子だったか後で聞いたりもするね。
陣:
なるほど。一見試験に関係ないと思われていそうなところから普段の様子が垣間見えるということですね。
ふむふむ・・・。
採用担当者が皆さんを評価するのは、エントリーシート、筆記試験の結果、面接だけではなさそうですね。
受付でのあいさつのしかた、待合室の様子、試験中の様子なども、皆さんの印象に影響する可能性があるかもしれません。試験会場に入る前から出るまで、「採用試験である」という意識を持って行動しましょう(^-^)/