SYU-KATSU SPICES就活に役立つ話題集

人事のメセン

[第5のメセン]書類選考の場面から-その1

SP_人事のメセン_TITLE会社説明会が終わり履歴書(エントリーシート)が届いているようです。

佐井部長:
先日の会社説明会が終わってから履歴書(エントリーシート)が届いているから、君も目を通してくれないか。

陣:
はい。拝見します!
あれ!?この書類の志望動機は欄の半分も文字が埋まっていないですね。
内容もあっさりしているし、もう少し書いてほしいですね…。

佐井部長:
当社の応募に向けてどれだけ時間をかけたかは、内容に反映されると思うよ。興味を持って企業研究など情報収集していれば、それだけ内容の濃いものになるだろうし、何度も読み返して書いた内容であれば、それだけ文章は読みやすく整理されているだろうからね。

陣:
そうですね。あれ?この志望動機はどこかで見たことのある内容だなと思ったら、当社のホームページの内容に似ていますね。

佐井部長:
ホームページを見たり、会社説明会で聞いたりした内容をそのまま書いて、「それに共感した」という内容の志望動機は多いね。共感したのであれば、「どう共感したのか」「なぜ共感したのか」など、もう一度自身を振り返って、自分の言葉を加えてほしいのだが・・・。

陣:
なるほど。こうやって見ていると、「地域に貢献したい」とか「お客様のニーズに応えたい」とか似たような内容が多いですね。本当に当社で働きたいのでしょうか?どれも同じように見えてしまい、書類選考でどう選んで良いのか分からないです。

佐井部長:
同じような言葉で書かれているが、それぞれ応募に至る経緯や思いは違うと思うのだが、それが言葉にされていないのだろうね。当社の何に興味を持ったのか、何ができそうかなども知りたいのだがね。

陣:
応募書類を見る立場になってはじめて気付きましたが、自分の考えや思いを読み手に分かりやすく伝えることって難しいんですね…。

(つづく)

ふむふむ・・・。企業の方にとっては、どれも同じような内容に見えてしまうようですね。
履歴書(エントリーシート)の中で、特に志望動機を書くのが難しいと思う方は多いでしょう。
(1)自分のこと
「私はこういう経験をしている」「私はこういう人柄である」などを具体例を挙げて考える
(2)仕事(企業)のこと
企業研究など情報収集した内容から、自分とその仕事(会社)が合っていると思う根拠を挙げる
この(1)(2)をもとに、【だからその会社での仕事をしてみたいと思った】ということを主体性を持って伝えられるようにしましょう(^-^)/