SYU-KATSU SPICES就活に役立つ話題集

シゴトビトの言葉学

[第24講] 花巻ケーブルテレビ制作部制作課 川村もなみのコトバ

毎月1回開催の「しごとトークカフェ」。そこで社会人のゲストが語る、働き方、暮らし方、生き方とは?岩手で働く社会人たちからのメッセージを「シゴトビトの言葉学」として紹介します。24-title
花巻CATVでは取材のアポ取りから現場に行きカメラを回しての取材、帰社して原稿書き、編集、ナレーション入れをすべて一人でこなし完全パッケージの素材を作る。アナウンサー職が第一志望だったが、就活はうまく行かず、卒業間近の2月になり、花巻CATVへ制作職での入社が決まった。入ってみると「みないい人ばかりで風通しの良い職場。自分の意見が通り好きな番組も作れ、毎日が楽しい」と充実した日々を過ごす。仕事を始めてようやく「就活のときの甘かった自分」が分かるという。休日には仙台市のアナウンス学校に通い、スキル向上とキャリアアップを目指している。

テレビ局のアナウンサーは輝いて見えた

幼いころから“テレビっ子”として育った。番組をきっかけにテニスを始めるなど影響を受け「仕事もテレビ局がいいかな」と思うように。大学生となり、就職説明会で出会った地元局のアナウンサーからアルバイトを募集していると聞き、局に直接電話して週一の生放送番組でフロアーディレクターをした。そのとき出演していたアナウンサーがキラキラ輝いて見えた。「そんな人になりたい」と思ったものの競争を勝ち抜く自信もなく、周囲には言えないまま東北の地方局を主に総合職で受験。しかし、現実は厳しかった。

自信をなくし「腐っていた」

周囲の学生が次々と内定を得るなか、自分の就活はすべて不調に。自分の存在が否定されたように感じ、卒論さえ手につかない状況だった。「最低限卒業は」と大学には通っていた。久しぶりにキャリアセンターを訪ねると、マスコミ志望を知っていったスタッフから声を掛けられ、花巻CATVの求人を紹介される。「やっぱり就職しないと」との思いもあり、1月に面接を受け2月に内定を得た。以前の就活の面接と違って「プライドを捨てることができ、自分をありのまま出せた」

毎日の仕事が自分の成長に

取材で話しを聞くこと、人とコミュニケーションを取ること。毎日の仕事はすべて肥やしになっている。まだまだ経験不足で、知識もない。それでも日々の仕事を通じて自分の成長を感じている。「働いてみて分かったことは多い。自分を採用してくれた会社のためしっかり働きたい」shigoto24-pic

花巻ケーブルテレビ:
東北では最初のCATV局。現在の運営会社はニューデジタルケーブルテレビ(株)=花巻市西宮野目本社=で同市内では1万世帯が対象。同社は北海道、秋田県、宮城県、岡山県に事業所を持つ。

川村 もなみ(かわむら・もなみ):
盛岡市出身で、岩手県立大総合政策学部を卒業。就職活動では地方TV局の総合職やアナウンサー職を受験し、最終選考まで進んだものの残念な結果に。4年の冬に花巻CATVの内定を得た。

\川村さんの言葉を聞いた、参加者のコメント/

・自分も学部時代に就職活動がうまくいかなかったので、当時を振り返りつつ聞いていました。現在就職活動中ですが、お話を聞けて励みになりました。

・「働いてみて“やっと自分が見えた”」というところが印象に残りました。学生のときには見えていなかった「プライドが高かった自分」「甘かった自分」について率直に語れるのは「今が充実しているから」なのだと思います。

・今後の生き方に迷っているのですが、テレビ局の仕事や就活時のお話を聞くことができ、後押ししていただきました。自分も等身大で生きていけるように行動していきたいと感じました。

 


「しごとトークカフェ」は2010(平成22)年度にスタート。川村さんは119人目のゲストでした。
過去の様子はジョブカフェいわての施設内に常設のDVDで閲覧できます。